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フリーランスwebライターの仕事術と生き方

文章の基礎を身につけるwebライターの必読書『新しい文章力の教室』

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駆け出しのwebライターにぜひ読んでほしい本ってある?

それなら『新しい文章力の教室』がおすすめ!

読んでみてどうだった?

今まで読んできたwebライター向けの本の中でも「読んでよかった!」って思えるほどの良書だったよ!

『新しい文章力の教室』はwebライターの間でも評判のいい本なので、タイトルを聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

webライター初心者はもちろん、ライターのお仕事を始めて3か月~半年が経ち、「自分の文章力を見直したい」という方にもおすすめです。

 

文章の基本を丁寧にさらいつつ、さらにステップアップするための文章術もご紹介しています。

 

  • webライターとして文章の基礎を身に着けたい
  • 自分の文章力に疑問を感じている
  • 文法と言葉の使い方を改めてチェックしたい

『新しい文章力の教室』は駆け出しwebライターの必読書

 

『新しい文章力の教室』を読もうと思ったのは、担当していた案件のクライアント様から、文法や言葉の使い方について指摘を受けたことがきっかけです。

 

その頃はまだwebライターのお仕事を始めて2か月ほど経った駆け出しのとき。

文章の基本すらままならない状況だったので、編集の方から大量のフィードバックを毎回もらっていました。

 

「このままじゃダメだ!」と思い出会ったのが『新しい文章力の教室』です。

 

駆け出しwebライターだった頃の私にとって、この本を読んで良かったと思えた内容は4つあります。

 

 構成の作り方

 文法、文章構造

 言葉の使い方

 完読してもらうためのテク

 

特に2つ目3つ目の文法や言葉に関する内容は、それまで感じていた文章の疑問を解消することができ、すぐに実践できる内容でした。

 

著者のプロフィール・概要

 

 著者名:唐木 元

 経歴:大学在学中からライターとして働く。卒業後は事務所「テキストとアイデア」を立ち上げ、雑誌を中心に執筆・編集に従事。2004年より幻冬舎をはじめとした3つの出版社に勤務。

 職業:株式会社ナターシャの編集長

 

月に3,000本以上の記事を配信し続ける、ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」。ここで実践されている文章の書き方を一般向けに紹介した本です。

 

著者は社内勉強会で新人育成を担当しているので、基本から具体的な改善点までわかりやすく解説していることが特徴。

駆け出しの初心者webライターはもちろん、あらためて文章力を磨きたいと考えているライターにもおすすめですよ。

 

webライターにとって勉強になったところ

 

先ほど、この本を読んで良かったと思えた内容として4つのポイントをあげました。

構成の作り方文法、文法・文章構造、言葉の使い方、完読してもらうためのテクの4つから、特に勉強になった文章構造と言葉の使い方の2つに絞ってご紹介します。

 

残り2つについては、ぜひ実際に読んで勉強してください!

 

文法・文章構造の知識

 

 主語と述語、修飾語と被修飾語は近づける

 修飾語句は長いものから

 大きな状況から前に

 主語と述語が同じになるトートロジーはNG

 

「は」と「が」の使い分けや接続詞についてなど、初心者webライターがつまずきやすいポイントについて説明されていたなか、特に勉強になったところが以上の4つです。

 

主語と述語、修飾語と被修飾語は近づける

 

そんなこと言われなくても自然とできてるよ~

 

短い文章の場合は意識しなくとも自然とできていることでも、1文が長くなるとできていないということは起こりえます。

 

【×】私はwebライター歴10年の筆者が、文章力向上のテクニックについて書いた本から学んだ
【○】文章力向上のテクニックについて、webライター歴10年の筆者が書いた本から私は学んだ

 

主語と述語、修飾語と被修飾語を近づけるだけで意味が通じやすく、スッキリした文章にまとまりました。

長い文章になればなるほど、主語が2つでてきたり修飾語が長くなったりするので、思い切って文章を2つに分けることも大切です。

 

修飾語句は長いものから・大きな状況から前に

 

何度も読み返した / 大切な / 古い  / 本

2020年8月1日に / 渋谷の百貨店にて / ブックイベントを開催

 

これも文章を読みやすく、スッキリさせるための工夫です。

webの文章は雑誌や新聞と比べて読み飛ばされたり、途中離脱されたりすることが多いことを知っていますか?

 

たしかにスマホだとどんどんスクロールするよね。

 

そのため読み手に違和感を与えず、気持ちよく読んでもらうことが大切。

読みやすく分かりやすい文章こそ完読へとつなげる近道です。

 

主語と述語が同じになるトートロジーはNG

 

初めにトートロジーの意味を確認しましょう。

特に繰り返したからといって何の意味も明瞭さも付け加えないような同じ言葉の繰り返し。同語反復。

出典:大辞林 第三版

 

例えば以下の文がトートロジーにあたります。

 

これからご紹介する本は、評判のいい本です。

 

「本」が2つ重なっているので、同じ言葉の繰り返し、トートロジーにあたります。

小説ではあえて同じ言葉を続けて強調したり、感慨にふける台詞に使ったりしますが、例としてあげた使い方は基本的にNG表現です。

 

わたしもこのように書いてしまうことがあるのですが、文章を執筆している最中は気づきにくいので要注意。

読み返したときに発見することがほとんどなので、執筆した記事は必ず目を通し、一晩寝かせて新鮮な気持ちでまた読み返すようにしています。

 

言葉の使い方

 

「こと」「もの」「ところ」「とき」は開き言葉

「できる」「~れる」「可能」可能表現に頼らない

「もの」「こと」を減らす

 

どれも知らなければついつい使ってしまいますよね。

知っていればすぐに実践できる知識ばかりなので、言葉の使い方は必ずチェックしてほしい内容です。

 

「こと」「もの」「ところ」「とき」は開き言葉

 

開き言葉とは簡単に言うと、ひらがな表記にする言葉です。

「所」→「ところ」、「時」→「とき」というように、ひらがな表記にするだけで読みやすい文章を作れます。

 

漢字ばっかりの文章はお堅いイメージですよね。

 

文章の含まれる漢字・ひらがな・カタカナの比率は読みやすさに直結します。

webの記事はパッと見た印象によって、この記事は読みやすいのか読みにくいのか判断されるのです。

 

そのため適度にひらがなやカタカナを使い、「読みやすそう」と思ってもらうことが大切です。

 

「できる」「~れる」「可能」可能表現に頼らない

 

できあがった文章を読み返してみると、「~できます」「~が可能」というように、かの表現が頻発していたことはありませんか?

これは商品紹介や店舗紹介など、特徴や良さを紹介する文章にて起こりがちです。

 

可能表現の代わりに思い切って言葉を変えてみましょう。

 

【△】こちらのパン屋はイートインスペースにて温めなおしたパンを食べられます。
【○】こちらのパン屋はイートインスペースにて温めなおしたパンを提供してくれます。

 

可能表現は使用NGなわけではありません。

繰り返しにならなければ使ってもOKですが、「できる」よりも「~れる」を使うとまとまった文章になります。

 

【△】女性専用ジムだからこそ、スパや岩盤浴も使うことができます。
【○】女性専用ジムだからこそ、スパや岩盤浴も使えます。

 

下の文章の方がスッキリ!

 

「~できます」は冗長表現になり、編集から指摘を受ける場合もあります。

スラスラと読みやすい文章を目指すのであれば、「できる」よりも「~れる」を使うことがおすすめです。

 

「もの」「こと」を減らす

 

これもついついしてしまいがちです。

「もの」「こと」はほとんどの場合、はぶいても問題がありません

 

【△】ウィンナーコーヒーとはクリームの乗ったコーヒーのことです。
【○】ウィンナーコーヒーとはクリームの乗ったコーヒーです。

 

「もの」「こと」を発見したときは、はぶけるかどうか必ずチェックしてください。

開き言葉やもの・ことについて触れた、10個のwebライティングポイントについてもチェックしおくとバッチリです。

 

 

まとめ

 

『新しい文章力の教室』に出会えたおかげで、それまで感じていた文章の疑問や悩みを解決できました。

修正の返しがほとんどなくスムーズに仕事ができているのは、『新しい文章力の教室』で学んだ文章の基本が身につけられたからだと思っています。

 

駆け出しのwebライターだけではなく、ライターのお仕事に慣れてきた3か月~6カ月目くらいのライターさんにぜひ読んでほしい1冊です。