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フリーランスwebライターの仕事術と生き方

フリーランスの「わからない」を解決!税金&確定申告のキホン

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フリーランスになると重くのしかかってくる税金問題。

わたしもフリーランスになりたての頃、どのように節税をしたらいいのか、確定申告のために何が必要なのかまったく分かっていませんでした。

 

毛嫌いしすぎて税金のことなんて考えたくもなかったよ...

 

「そもそもなにをすればいいの?」「フリーランスが知っておくべき税金のことって?」という方向けに、フリーランスのための税金問題について税理士がわかりやすく説明してくれます。

確定申告は年に1度の一時的なイベントに思われがちですが、1年間の経費や節税が大きく関わってくるので、早めに知っておくと楽になりますよ。

 

  • フリーランスの税金問題をどうにかしたい!
  • 確定申告のためになにから始めればいいのかわからない
  • どこからどこまでを経費にできるか知りたい!

フリーランスの税金問題を解決する1stステップ

この本はホワイト企業からフリーの漫画家に転身した主人公が、役所からの通知により25万円の納税を知ったことから物語が展開していきます。

主人公は節税の知識が一切ない状態のままフリーランスになったので、このような悲劇が起こってしまいました。

そこからある税理士に出会い、フリーランスに必要な税金の知識を学ぶ物語が描かれています。

 

フリーランス目線で説明してくれるから分かりやすい!

 

ビジネス書のような文章で語られているのではなく、漫画になっているのでとにかく読みやすいです。

 

「税金」の字面だけでも遠慮したくなるような税金アレルギーの人でも大丈夫だね♪

 

フリー漫画家の主人公と税理士である著者のテンポのいい会話によって、抵抗感なく読み進められます。

この本のおけげで「確定申告は難しい」というイメージを壊してくれました。

 

プロフィール・概要

 

 著者:大河内薫、若林杏樹 (イラスト)

 経歴:日本大学芸術学部卒の税理士。株式会社ArtBiz代表取締役

 

著者は日本ではめずらしい芸術学部出身の税理士です。

アフィリエイターやブロガー、WEBマーケターなどのクライアントが多いので、フリーランスのための節税に詳しい自称「日本一フリーランスに優しい税理士」として活躍しています。

 

フリーランスを多くクライアントに持っているからこそ、フリーランス目線で解説してくれるところがポイント。

「経費ってどこまでOKなの?」「青色申告って?」「確定申告できるかな...」などの悩みに対して、スパッと解答しています。

 

勉強になったフリーランスの税金知識

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』の内容は、5つに分類されています。

 

 税金の仕組み

 社会保険

 経費

 確定申告

 節税

 

そのなかでも確定申告を行ううえで必要な、税金の仕組みと経費の2つをピックアップしてご紹介します。

 

意外と税金と経費の基本を知らなかったりするんだよね...

 

税金の仕組みと経費の基本知識を身につけておくと、初めての帳簿でもスムーズにつけられるようになり、確定申告も苦戦せずにクリアできますよ。

 

フリーランスが知っておくべき基本①税金の仕組み

 

まずは4つの税金について知ることが大切です。

  1. 所得税:1年間稼いだお金に対してかかる税金(5~45%)
  2. 住民税:住んでいる都道府県&市区町村に払う税金(所得に対して原則一律10%)
  3. 事業税:所得にかかる税金。職種によって払う・払わないに差がある
  4. 消費税:売上が1千万超えの場合

 

まずは1つ目の所得税から。

所得税を計算して税務署に提出することを確定申告といいます。

確定申告をしなければいけない理由は、自分の所得税を決め、申告した所得により住民税や社会保険料を決めるからです。

確定申告は払いすぎた税金が戻ってくる「還付」のためにも行います。

 

2つ目の住民税は、多くの方が勘違いしやすいところ。住民税という名前から、「田舎の方が安い!」と思われがちですが、所得に対して原則一律10%と決められています。

住民税は確定申告をすることで市町村に所得情報がいき、その額をもとに決定・通知されます。

 

だから住民税は6月から徴収されて所得税と時差があるんだ!

 

3つ目の事業税は、職種によって払う場合と払わないに場合があります。

ライターは文筆業なので非課税(0%)、デザイン業は3~5%です。

※役所判断なので同じ職業でも課税されるとき、されないときがあります。

 

所得と課税所得ってなに?

                      

所得とは売り上げから経費を引いた額、課税所得とは所得から控除額を引いた額です。

計算をみるとわかりやすいですよ。

 

売上300万 - 経費100万=所得200万
所得200万 - 14種類の控除=課税所得

 

売り上げと所得は別のものであることがわかります。そして税金は課税所得にかけられるのです。

そのため節税ポイントは、経費をたくさん作る&控除をたくさん使うこと。

 

14種類の控除は社会保険料控除や配偶者控除などさまざまです。

 

本書では14種類の控除が表にまとめられていました!

 

確定申告のとき、あなたに当てはまる控除はないか必ずチェックしましょう。

 

源泉徴収ってなんのためにしてるの?

 

ライターの方はクラウドソーシングにて、源泉徴収される案件を見かけたことがあるのではないでしょうか。

 

源泉徴収はヤダよ!報酬が減るじゃないか!

払いすぎた税金は確定申告で戻ってくるから安心して!

 

源泉徴収とは報酬が発生した時点で国が所得税を先取りする仕組みです。

所得税は3月の確定申告を機に、納税が必要な場合は納付します。

しかし全員が3月に納付する仕組みだと国が資金繰りできないので、仮払いとして源泉徴収がされるのです。

 

この源泉徴収で税金を払いすぎた場合は、確定申告をすることで戻ってきます。

そのためフリーランスは、自分がいくら源泉徴収されているのかしっかり管理することが大切です。

 

フリーランスが知っておくべき基本②経費

 

さきほどご紹介した通り、経費は節税をするうえで大切な要素です。

 

経費ってどこからどこまでOKなのかイマイチよくわからないな...

 

例えば取材をする場合、現地までの交通費や飲食代は仕事に関わっているので経費にできます。

しかしカフェでひとり作業をしたときの飲食代、noteや電子書籍など、経費になるのかどうか判断しづらいことも多いです。

 

本書では経費についてこんなアドバイスがありました。

経費になるかならないかはあなたの心が決めるべき!

 

これはなんでもかんでも経費にしてOKという意味ではありません。

経費の判断基準は、自分の仕事に関連したもの=事業をやっていなければ支出しなかったもの、売り上げに貢献しているものです。

先ほど例としてあげたnoteや電子書籍は、仕事に関係しているものであれば「新聞図書費」として経費にできます。 

 

またプライベートと仕事にまたがった支出は、家事按分という形で経費にしてOKです。

 

フリーランスwebライターは家で作業することも多いので、家事按分は必ずチェック!

 

家事按分は家賃、水道光熱費、wi-fiはもちろん、駐車代やガソリン代も含まれます。

しかし10割すべて経費にできるのではなく、仕事に関係している分だけ経費としてあげるので、過度な割合にならないよう注意してください。

例【wi-fiなどの通信費を家事按分するとき】
1日に仕事として8時間使う → 家事按分は3割

 

まとめ

 

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』は、フリーランスが知らなければいけない税金について、わかりやすく丁寧に説明してくれる本です。

わたしは開業タイミングや確定申告のとき、この本のおかげでスムーズに進められました。

 

この記事でご紹介した税金の仕組みと経費のほかに、社会保険・確定申告・節税の話題もあるので、フリーランスにとって1冊そばに置いておきたくなるはず。

Amazonでは立ち読みもできるので、中身をちらっとのぞいてみてください。